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ComfyUIとAutomatic1111 Mac比較2026

機械室メモ · 2026.08.10 · 約 10 分

ComfyUIとAutomatic1111 Mac比較2026

ComfyUIとAutomatic1111をMacで選ぶなら、手動で画像を試す人はAutomatic1111、複雑な構成を保存して再利用する人はComfyUIを優先してください。今週は、まず目的のモデルと拡張機能を1つずつ確認し、同じ入力画像で両方の環境を試すのが最短です。

手動でStable Diffusion WebUIを使ってきた人、Apple Siliconでノード型の構成へ移行したい人、画像を定期的にまとめて生成したい開発者やチームが対象です。単に画面が使いやすいかではなく、半年後も同じ処理を再現できるかで判断します。

先に選択肢を絞る

ComfyUIはノードを接続して処理の流れを組み立てる方式です。公式ドキュメントでは、ワークフローをノードと接続情報から構成されるデータとして扱い、API向けの形式でも保存できると説明されています。(github.com)

Automatic1111は、テキスト入力、画像入力、サンプラー、サイズ、拡張機能などをフォームから操作しやすいStable Diffusion WebUIです。公式リポジトリにはtxt2img、img2img、Inpainting、Upscale、X/Y/Z plotなどの主要機能が記載されています。(github.com)

判断は次の条件で十分です。

  • 1枚ずつプロンプトと設定を変えるなら、Automatic1111を選びます。
  • 複数モデル、ControlNet、アップスケール、後処理を毎回同じ順番で実行するなら、ComfyUIを選びます。
  • APIから入力を差し替えて連続生成するなら、ComfyUIを第一候補にします。
  • 既存のAutomatic1111拡張機能に強く依存しているなら、すぐに移行せず、元の環境を残します。
  • 目標モデルや拡張機能のMac対応が確認できないなら、どちらも本番環境に固定しません。

手動出力とパラメータ探索

Automatic1111の強みは、最初の1枚を出すまでの認知負荷が低いことです。プロンプト、ネガティブプロンプト、サンプラー、ステップ数、CFG、シードを同じ画面で調整できます。操作の順番を覚えやすく、生成結果を見ながら少しずつ設定を変える用途に向いています。(github.com)

一方、調整項目が増えると、どの設定を変更したかが後から分かりにくくなります。拡張機能を追加した後に同じ結果を再現するには、設定ファイル、モデル名、拡張機能の状態、起動オプションまで別に記録する必要があります。

ComfyUIは、最初からノードの接続を理解する必要があります。単純なテキストから画像を作るだけなら、Automatic1111より開始までの学習量が多くなりがちです。ただし、画像生成、ControlNet、拡大、保存を1本の構成として見渡せるため、同じ処理を繰り返す場合は管理しやすくなります。

注意: 画面が簡単だからといって、運用も簡単とは限りません。手動操作が中心ならAutomatic1111、設定を何度も再利用するならComfyUIというように、導入時ではなく反復回数で選んでください。

複雑な処理を組み立てる

複数モデルを切り替え、入力画像を加工し、条件付けを加え、最後にアップスケールする処理では、ComfyUIのノード構成が有利です。各工程を視覚的に分けられるため、どこで画像が変化したかを確認しやすくなります。ワークフローは保存して再利用でき、API形式ではノードID、クラス、入力値を含むJSONとして扱えます。(docs.comfy.org)

ただし、すべてのカスタムノードが同じ品質で保守されているわけではありません。ComfyUI本体が対応していても、第三者製ノードが特定のモデル、Python環境、MacのMPS実装で動くとは限りません。拡張機能は本体の公式保証と分けて確認する必要があります。

Automatic1111では、拡張機能をタブやスクリプトとして追加する運用が一般的です。公式Wikiにも拡張機能の導入方法や拡張機能一覧がありますが、各拡張機能の更新頻度や依存関係は個別に確認しなければなりません。(github.com)

判断項目 Automatic1111 ComfyUI
最初の操作 フォーム中心で始めやすい ノード構成の理解が必要
設定の見通し 画面上の項目を個別に管理 処理全体をグラフで確認
複数工程の再利用 拡張機能や設定の整理が必要 ワークフロー単位で保存
第三者拡張 タブ、スクリプト型が中心 カスタムノード型が中心
向いている用途 試行錯誤、手動出力 複雑な処理、再現可能な制作

バッチ生成とAPI運用

Mac用ComfyUIとAutomatic1111のどちらが、まとめて画像を作る用途に向いていますか。

入力値を差し替えながら同じ処理を回すなら、ComfyUIを優先します。公式API資料では、ワークフローを送信し、ジョブの状態やキューを扱う流れが示されています。画像生成の構成と実行要求を分離できるため、プロンプト、シード、入力画像、保存名を外部プログラムから置き換えやすくなります。(docs.comfy.org)

Automatic1111もAPIやスクリプトを組み合わせた自動化は可能です。ただし、既存の拡張機能を含めて動かす場合、起動環境と拡張機能の組み合わせが複雑になりやすく、失敗した処理の再実行条件を別途設計する必要があります。

バッチ処理では、単に生成速度を比べてはいけません。次の4点を先に決めます。

  1. 待ち行列: 同時に何件投入するか、先に入れた処理をどう扱うかを決めます。
  2. 入力差し替え: プロンプト、画像、シード、モデルをどの項目として渡すか固定します。
  3. 失敗復旧: 途中で停止した場合、最初からやり直すのか、失敗した件だけ再実行するのか決めます。
  4. 成果物の命名: モデル名、シード、入力ID、日時などをファイル名やメタデータに残します。

ここまで設計できない場合、ComfyUIを選んでも自動化は安定しません。逆に、要件が明確であれば、保存済みワークフローを処理単位として扱えるComfyUIの利点が出ます。

Apple Siliconの導入確認

Apple Silicon環境では、アプリ名だけで互換性を判断しないでください。ComfyUIの公式リポジトリは、M1またはM2を含むApple Silicon Macへの導入方法を案内しています。(github.com)

Automatic1111にもApple Silicon向けの公式Wiki手順があります。Homebrew経由でcmake、protobuf、rust、Python 3.10、git、wgetを導入し、リポジトリを取得して起動する流れです。公式手順では、Mac上のGPUアクセラレーションがメモリを多く使う場合があること、特定の処理や学習機能に制限があることも説明されています。(github.com)

Apple Siliconで拡張機能を入れるときに注意する点は何ですか。

まず、次の順で検証します。

  1. MacのmacOS、チップ世代、メモリ容量を記録します。
  2. ComfyUIまたはAutomatic1111本体を新しいフォルダーに導入します。
  3. 目的のモデルを1つだけ配置し、標準機能で画像を生成します。
  4. 拡張機能を1つ追加し、同じ入力で再生成します。
  5. エラー、メモリ使用量、生成物の保存先を記録します。
  6. 問題がなければ、次の拡張機能を追加します。

本体と拡張機能を一度に更新すると、どの変更で壊れたか分かりません。Pythonの依存関係、モデル形式、ノード名、保存先のパスも環境情報として残してください。

運用上の経験: Macで動いた構成を別のMacへ移すとき、ワークフロー画像だけを渡してはいけません。構成ファイル、モデル一覧、拡張機能のコミットや版、テスト用入力、期待する出力条件を一緒に保存します。

既存環境の移行判断

Automatic1111のワークフローをComfyUIへ移せますか。

設定値や処理の考え方を参考にすることはできますが、ワンクリックで完全移行できるとは考えないでください。Automatic1111の拡張機能、スクリプト、タブ構成は、ComfyUIのノード構成と1対1で対応しない場合があります。

移行前に、次の情報を一覧化します。

  • 使用モデルとモデル形式
  • VAE、LoRA、ControlNetなどの追加要素
  • サンプラー、ステップ、CFG、シード
  • 前処理と後処理の順番
  • 画像の保存形式と命名規則
  • 拡張機能が担当している処理
  • 代表的な入力画像と期待する出力

移行後は、同じシードだけでなく、同じ入力画像、解像度、モデル、前処理をそろえて比較します。完全に同じ画像になるかではなく、制作上許容できる差か、後工程が継続できるかを評価してください。

運用状況 第一選択 代替策 選ばない方がよい条件
手動で構図やプロンプトを探る Automatic1111 ComfyUI ノード構成を学ぶ時間がない
複数工程を毎回再利用する ComfyUI Automatic1111 必要なノードがMacで動かない
画像を定期的にバッチ生成する ComfyUI Automatic1111 API 失敗復旧や命名設計がない
既存拡張を長く使う Automatic1111を維持 双方を並行運用 拡張の代替確認が済んでいない
新しい制作パイプラインを作る ComfyUI Automatic1111 チームが構成管理を行わない

Mac環境を5段階で検証する

本番用のMacやレンタル環境へ移す前に、次の手順で確認します。

  1. 対象を固定する: 使用モデル、入力解像度、サンプラー、拡張機能を決めます。
  2. 標準構成を動かす: 追加ノードや特殊スクリプトを入れず、基本のtxt2imgまたはimg2imgを実行します。
  3. 本命機能を1つ追加する: ControlNet、アップスケール、LoRAなど、最も重要な機能だけを追加します。
  4. 再実行を確認する: Macを再起動した後も、同じ起動手順と保存先で動くか確認します。
  5. 引き継ぎ資料を作る: 環境情報、導入手順、拡張機能、モデル、テスト入力、失敗時の対処をまとめます。

この確認を省くと、導入直後は動いても、拡張機能の更新やmacOS更新後に復旧できなくなります。遠隔操作する場合は、ターミナル接続、画面共有、ファイル転送、ログ取得の方法も先に確認してください。

環境の選定から始める場合は、VPSSparkのサービス概要で利用形態を確認し、手動出力向けか自動化向けかを分けて考えると選びやすくなります。実際の作業前には、日本向けMac環境の申込みページで利用条件と必要な期間を確認してください。

最終スコアと選択

評価を5点満点で整理すると、手動操作はAutomatic1111が4.5点、ComfyUIが3点です。複雑なワークフローの再利用はComfyUIが4.5点、Automatic1111が3点です。API自動化とチーム共有はComfyUIが4.5点、Automatic1111が3点ですが、これは同じモデルと拡張機能がMac環境で動くことが前提です。

既存のAutomatic1111環境を使っていて、拡張機能の代替が見つかっていないなら、無理な移行は不要です。元の環境を維持しながら、1つの処理だけComfyUIへ移す双轨運用が安全です。新規にバッチ生成、素材制作、API連携を作るなら、最初からComfyUIで保存形式と復旧手順を決める方が後戻りを減らせます。

自宅Macは、OS更新、ストレージ不足、長時間処理中の占有、電源やスリープ設定が運用上の負担になります。特にチーム共有では、誰かの個人環境にモデルや拡張機能が残ると、同じ結果を再現できません。購入して常時運用するほどではなく、短期の検証や制作期間だけ必要なら、Macをレンタルして環境を分離する方が扱いやすい場面があります。

手動で試すだけなら自分のMacが最適です。しかし、環境を一時的に増やしたい、遠隔から作業したい、ComfyUIとAutomatic1111を同じ条件で比較したい場合は、VPSSparkのMac環境を検証先として使う選択肢があります。まずはVPSSparkへの問い合わせ窓口で、必要な期間とワークフローの要件を確認してください。

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